新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックは、さまざまな規模であらゆる国々に打撃を与えたが、危機対応は、ほとんどの政府にとって前例のない課題をもたらした。この状況において評価は、何が上手くいっていて何が上手くいっていないか、何が役立つ可能性があり誰に効くのかという教訓をリアルタイムで共有するための重要な手段を提供する。この報告書は、政府が自ら行った新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応についての評価から教訓を引き出す。そして、パンデミック初期の15 か月間に、OECD 諸国において作成された67 の評価報告から得た証拠を統合する。これらの初期の評価報告は、多くの政府が同様の結論に至っていることを示しており、これにより我々は、危機に対する継続的な政策対応に情報を提供しうる重要な知見を特定すると同時に、将来のレジリエンスの強化を図ることができる。
新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)対応の政府評価から 得られる最初の教訓: 知見の統合
新型コロナウイルス(COVID-19)へのOECD政策対応