グローバル経済 | 社会問題

生活費の危機は困難と飢餓の原因に

08/06/2022 PNG

生活費の危機は困難と飢餓の原因に

ロシアとウクライナは、多くの農作物の重要な供給国です。両国の合計で、世界の小麦輸出量の約30%、トウモロコシや無機質肥料、天然ガスの20%、石油の11%を占めています。これらの農作物・商品の価格が、戦争がはじまると急激に上昇しました。

何も対策を取らなければ、食料危機のリスクが高まります。供給途絶が高まり、特に主食穀物をロシアとウクライナに大幅に依存している低所得国を脅かしています。2年にわたるパンデミックで公的予算が膨張している中で、これらの国々では安価な食料とエネルギーを国民に提供することが難しくなっており、飢餓と社会不安のリスクが高まっています。

農作物価格が高騰し生産が途絶することは、重大な結果を招きます。価格の急騰はすでに購買力を損なっており、世界中の低所得世帯では基本的なエネルギーと食料ニーズへの支払いのために、他のものを節約せざるを得なくなります。

参考文献: OECD Economic Outlook, June 2022.

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