学習に労力をつぎ込めば効果があると生徒たちが信じている場合、数学の得点が著しく高くなる。 生徒の成績は主として努力のたまものであり、遺伝した頭のよさによるものではないとほとんどの国で大半の生徒たちが一貫して信じているという事実は、教育において成功を促す価値観を教え込む上で教育とその社会的状況によって違いが生まれる可能性があることを示唆している。 生徒たちに時間をかけて考えさせる問題を出す、解答の方法がすぐにはわからないような問題を出す、生徒たちが間違った問題から学べるよう手助けをするなどの認知的活性化方略を教師が用いることが、生徒たちの意欲と関連付けられる。 数学で明確な目標を設定し、生徒の成績に関するフィードバックを提供する教師の生徒たちも、問題解決に対してより高いレベルの忍耐力と柔軟性を報告する傾向がある。
生徒たちには、うまくできるようになりたいという意欲があるか
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