PISA調査初の創造的問題解決能力調査でよい成績を収めるためには、生徒たちは新しいものを受け入れ、疑いや不確実さを許容し、恐れずに直観を使って解決に着手する必要がある。 ある生徒が学校の主要科目でよい成績を収めているからといって、その生徒が問題解決に熟達しているとは限らない。オーストラリア、ブラジル、イタリア、日本、韓国、マカオ、セルビア、イングランド及びアメリカでは、平均して、読解力、数学的リテラシー及び科学的リテラシーで同様の成績を示す他の国々の生徒たちよりも問題解決能力に有意に優れている。 問題解決能力における成績優秀者はアジアの国や地域に多く、生徒たちは高いレベルの推論能力と、自発的学習を実証している。一方、総合的な成績が同様の生徒たちと比べ、ブラジル、アイルランド、韓国及びアメリカの生徒たちは、問題の状況を探って自分の行動の影響に関するフィードバックを集めることによって重要な情報を発見する必要のある、相互作用的問題で最も優れた成績を示している。
15歳の子供は創造的に問題を解決するか
Policy paper
PISA in Focus
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