社会問題

科学分野の女性

11/02/2022 PNG

研究分野別の卒業生の分布をみると、顕著な男女差があることがわかります。科学、技術、工業、数学(STEM)分野では、女性の割合がOECD諸国平均32%にすぎません。

世界全体でみると、卒業生に女性が多いのは、ビジネス、経営、法律、または医療・福祉分野です。しかし、そのパターンは国によって異なります。

アルゼンチンとインドネシアでは、女性の卒業生が最も多いのは教育分野です。インドでは、女性の約3分の1が社会科学、ジャーナリズム、情報学の学位を取得しています。イタリアでは、女性は特に芸術と人文学を修める傾向があります。

卒業生の分布は、学生の間でどのような分野が人気か、大学など教育機関の定員数、各国の様々な学術分野の学位構造など、いくつもの要因に影響されます。

しかし、仕事や職業におけるジェンダーのステレオタイプや個人の生活および社会人としての生活におけるジェンダーの役割などが、女子と男子のキャリアへの期待に差をもたらし、学部やキャリアの選択において性別にかかわる差を長期化させる決定をさせている可能性があります。

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