社会問題

移民フローの減少

16/12/2021 PNG

OECD諸国への定住移民のフローは、2020年は30%以上減少して約370万人で、2003年以来最低の水準となりました。

2019年には、家族移民は比較的多く191万人で、OECD諸国への移民フローの36%を占めていましたが、パンデミックによりこの割合は31%まで下落しました。OECD諸国に2020年に入国した移民労働者は2019年より減少しました(-24%)が、労働移民が移民全体に占める割合は1ポイント上昇して15%でした。例えばオランダ、フランス、ノルウェーでは、労働移民の数は三分の一縮小しました。しかし米国では、就労を認められた新規の合法永住者数は大幅に下落しました。季節労働移民はパンデミック期に受け入れられていましたが、その他の臨時労働移民は顕著に減少しました。

人道的移民のフローは、特に米国とカナダで深刻な影響を受けました。自由移動と人道移民は2019年から2020年末までにそれぞれ180万人、39万人に縮小しました。

参考資料: OECD International Migration Outlook 2021

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