強靭な医療

肥満とコロナ:複合的、個別的効果

30/06/2022 GIF

パンデミックとそれに関連する措置は、多くの人々の物理的行動を削減し、人々の食生活や飲酒の仕方を変化させました。パンデミック期に肥満が増加したか否かを断定するのは時期尚早ですが、体重が減った人よりは増えた人の方が多かったのは事実です。

特効薬といえる解決策はありませんが、実効的な政策ツールはあります。政策当局は、人々の行動変容に焦点を当てた「川下(downstream)」介入と、食品の組成変更や緑地の増加など人々を取り巻く環境を変える「川上(upstream)」介入を含む、総合的な複合政策を実施すべきです。

肥満が特に多いのは比較的社会経済的地位の低い人々であることにも目を向けなければなりません。彼らは、パンデミックの影響を不当に被った人々でもあります。健康的な食品を提供したり多様な言語でプログラムを伝えたりすることで、恵まれない人々のニーズに的を絞ることは、大きな影響を及ぼすことができます。

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